「テンション丸わかり Part 2」

前回はトニックやサブドミナントで
気軽に使えるテンション9th,11thと
サブドミナントで使える♯11thの話をしました。

今回はドミナントのテンションについてです。

「11th以外の6つのテンション」

ご存知の様にドミナントは不安定な機能です。
なので簡単に言えば、11th以外全部使えます。
♭9th,9th,♯9th,♯11th,♭13th,13thです。


何度も言いますが11thは
マイナーコードに使うテンションなので
ドミナントには使えません。

さて実際の使い方の解説をします。
G7を使って説明します。

「トライトーンが大事」

G7はCのkeyのドミナントⅴ7です。

ここでドミナントの詳しい解説をすると
何が不安定な響きにしているのか?

ズバリそれは3度のシと7度のファです。
Rootから長3度のシ、短7度のファです。
この二つの音程が減5度になっていて
かなり不気味な気持ち悪い音程なのです。
(もちろん人それぞれです。Bluesには欠かせない音。)

そのシとファが次のコードのCやCmに行って
解決すると気持ちいいのです。
シはRootのドへ、ファは3度のミ(ミ♭)に行きます。

このファとシのことをトライトーンと言います。
クラシックでは3全音と言ってます。

そしてトライトーンが次のコードで解決することを
ドミナントモーションと言います。

「keyの確立、ドミナントモーション」

ついでに言えばドミナントモーションのおかげで
その曲のkeyが確立します。はっきりするのです。

CやAm、Emばっかり続いても面白くないし
KeyのCは、はっきりしません。
やっぱりG7が出てこないと。
もちろんPOPSならFonGやDm7onGなんかも
弱いドミナントの機能を持っているので大丈夫です。

という事でドミナントの大事な音である
トライトーンが分かったところで実践に入ります。

「ドミナントへのテンションの実践」

まずG7のRootのソは左手で弾くとして
残りの3音から5度の音であるレをとります。
そうすると残るのがシとファ、
トライトーンですね。

左手でRootのソを弾き右手でコードを弾くとすれば
シとファを1,2か1,3の指で弾くとして
4や5の指が余るので、これらの指で
テンションを入れてやります。

一番近くにあるテンションは9thの3つ。
なので好きな9thを選んで弾いてやります。
9thならシファラになります。

「Cへ解決させて響きをチェック」

このままだと本当の響きがわからないので
Cのトニックへ解決させましょう。

ただ、Cがドミソでは味も素っ気もないので
C6(9th)かCM7(9th)に形を変えてやります。

C6(9th)ならラレミソ、CM7(9th)ならシレミソです。
もちろん左手はRootのドです。

♭9thならシファラ♭、♯9thならシファラ♯です。

さっきの9thは平和な響きでしたが
この♭9thや♯9thはかなりいい感じに響くと思います。

特に♯9thは、テンションの中でも
一番強烈な緊張感を持っています。
なのでサスペンス劇場などでよく聞くと思います。

「13thの場合は‥‥。」

じゃあ、13th系はどう弾くか?というと
さっきのトライトーンをひっくり返して
ファシにしてやればいいのです。

♭13thならファシミ♭、13thならファシミです。
もちろん行く先のC系も変わります。
転回させてC6ならミソラレ、CM7ならミソシレです。

「♯11thは???」

じゃあ♯11thはどうするか?
実は♯11thは片手で押さえる時は使いません。
両手でコードを弾く時、いわゆる
バッキングの時に使います。

あるいはコードにではなくアドリヴに使います。

「いろんな色合いのテンションを感じる事」

ここまで出てきたテンションは
ちゃんと鍵盤で弾いて確かめましょう!
いろんな色合いのテンションを感性で理解しましょう!

とりあえずPIANOTrioなどで使う
左手の押さえ方はこれで大丈夫です。

もっと踏み込んだヴォイシングは
次回どこかでやります。

それまでにいろんなkeyで
弾ける様にしておきましょう!

んでは。

アドリヴ2 001.pdf「テンション丸わかり Part 2」