「ブルーノートを研究しよう」

「悲しい音、ブルーノート誕生」

BLUE NOTE 見ての通り、BLUE=憂うつ な音である。
アメリカの黒人たちの悲しい歴史から出て来た音なのである。

何十年間も歌や踊りなど禁止された黒人たちが
初めて歌を許され、白人の音楽、賛美歌などを歌った。
彼らの故郷の歌は、もう忘れられていた。

だが、何故か彼らが歌うと何かが違った。
元のメロディーが憂いをおびるのだ。

それがブルーノートの誕生である。
彼らがいなければブルースは生まれなかった。
もっと言えばROCKすらなかったかもしれない。

という事で、今日はブルーノートについてです。

「最初は5音だった」

世界の民族音楽によくある様に
ブルーノートスケールも
最初は5音、ペンタトニックだった。

Root ♭3 4 5 ♭7 の5音である。
ついでに言うと沖縄ペンタは
Root 3 4 5 M7 である。
これを上に行ったり下に行ったりすれば
もう沖縄ムード満載である。

「新しいブルーノートの出現」

その後、1940年ごろ新しいブルーノートが現れた。
♯4(=♭5)である。
ここで6音のブルーノートスケールが誕生する。

ただし、この音からは飛べない。
と言うか、飛ぶとダサい!
ちゃんと4か5の音へ解決しないといけない。

「ブルーノートスケール一発!」

そこらのROCK系やBLUES系のギタリスト達は
何を弾いてもブルーノートスケール一発である。
悪いとは言わないが、JAZZ系の音楽には辛い。

JAZZ系はコード一個一個について
使える音を考えるのである。
なのでブルーノート一発などはあり得ない。
いわゆるバップのやり方である。

まぁ、ついでなので言うと
モード奏法ならドリアン一発はありえるが、
実はアウトしたりするので
厳密には一発では無い。

「keyに合わせる場合」

いわゆるブルースなら、そのkeyの
ブルーノートスケール一発で大丈夫であるが、
JAZZのブルースなど
コード進行がいじってある場合はそうはいかない。

「一個一個のコードにも存在するブルーノート」

例えばCなら♭ミ♭ソ♭シと3つある。
これがCmになると♭ミがコードトーンになるので
2つに減って♭ソ♭シである。
またCm7だと♭ミ♭シがコードトーンになるので
1つに減って♭ソだけである。

じゃCm7♭5ならどうなるか?
ブルーノートは無くなるのである。

「鍵盤上には無い音!?」

実は厳密に言えば鍵盤上の音は
ブルーノートでは無い。

微妙に違う音程なのだ。
なので、ギターならチョーキング
管楽器なら唇でなら出る音なのだ。

んじゃ、僕たち鍵盤奏者はどうするか?
まぁ、シンセならホイールで出せるのだが、
ピアノやオルガンの場合
小指を使って鳴った気分にさせる
言い換えれば、ごまかすのである。

この奏法の事を僕は「小指奏法」
と言っている。

「小指奏法」

♭3から3へ音をずらすなら
小指で5の音を伸ばしつつ弾く。
4から♯4、5へ音をずらすなら
小指でRootを伸ばしつつ弾くのだ。

こうするとギョワンと響き
本当のブルーノートが鳴った様な
錯覚を起こすのである。

いろんな人のプレイをコピーすると
この奏法がとてもよく出てくるのがわかるだろう。

鍵盤奏者はこの小指フレーズは必須なので
いっぱいフレーズを引き出しに貯めておこう!!

んでは、また。

ブルーノートについて001.pdf

小指フレーズ001.pdf