「コード進行を劇的にしよう!」

曲を作ったりアレンジしたりする時、
どうしても悩んでしまうのが
コード進行のマンネリ化ですね。

今回は、そんな時にバツグンに効果的な
コード進行の改造術をお伝えします。

「まずは代理コード」

コード進行の起承転結で触れた様に
転調しないダイアトニックなコードには
3つしか機能はありません。

安定のトニック(T)
ちょっと不安定なサブドミナント(S)
不安定なドミナント(D)
です。

んで、トニック(ⅠM7,6)の代理がⅢm7とⅥm7
サブドミナント(ⅣM7,6)の代理がⅡm7
ドミナント(Ⅴ7)の代理がⅦm7♭5
でした。

なのでkeyCで言えば
CM7やC6の代わりにEm7やAm7
FM7の代わりにDm7
G7の代わりにBm7♭5
という様に同じ機能同士なら
とっかえる事が出来るのです。

「やっぱり転調しないとね!」

ただ同じkeyの中だけで
代理コードをいろいろいじっても
劇的な変化は起こりません。

やっぱりkeyを変えたい
転調したいものです。
Keyを変えれば色合いがガラッと変わり
劇的で感動的なコード進行になります。

「サイクルオブ5th」

僕なんかは、もう完全に体に染み付いていて
どこからでもクルクル回れる
サイクルオブ5thについて触れます。

音程を勉強した人ならわかると思いますが、
コレはCから言えば完全4度ずつ上昇
あるいは完全5度ずつ下降している表です。

本によっては左回りのものもありますが、
僕はこの右回りが好きです。

この表の何が素晴らしいかと言うと
とにかく音楽のあらゆる要素が
要約されて表されている事です。

この先、勉強すればするほど
この表のすごさが分かってきます。

「コード進行の強い流れ」

大雑把に言えば、コードの頭文字が
この表の流れに沿っていれば、
もうそれだけで素晴らしい流れ
強い流れ、強進行だと言えるのです。

例えばこんなコード進行。

CM7 F♯m7♭5 B7 Em7 A7 Dm7 G7 CM7

どうです、見事でしょう?
半周しちゃってますね。

コレは、あるスタンダード曲の一部ですが、
JAZZに限らず、素晴らしい!と感じる曲を
分析するとたいがいコードは右回りしています。

「ツーファイブだって右回り」

keyがCの Ⅱm7 Ⅴ7 1M7,6 は
Dm7 G7 CM7,6 です。
コレも頭文字だけ見れば
D→G→C と右回りしています。

さっき出てきたコード進行も
後半はツーファイブワン、
コレでしたね。

ここで目からウロコをひとつ。
表のとなり同士の3つは
どこを取ってもツーファイブワンです。
この表さえ暗記しておけば
あらゆる曲の中のツーファイブや
ツーファイブワンが瞬時に理解できます!

「転調の極意!?」

ここまで読んでくれたあなたは、
そろそろ気づいてきたと思います。

そうです!サイクルオブ5thを使えばいいのです。

例えば CM7 G7 CM7 という
なんの面白みもないコード進行があったとして
この G7 の前にいろいろ突っ込めるのです。

表を見れば G からさかのぼれば
G→D→A→E→B‥‥と続きます。

それを利用すればいいのです。

G7 が Ⅴ7 のドミナントなので
ツーファイブにしたければ
Dm7 G7 にすればいいし、
いさぎよく転調させるなら
D7 G7 にすればいいのです。

もっとやりたいなら
B7 E7 A7 D7 G7 CM7
なんて事もできます。

「ツーファイブって?」

よく出てくる言葉、ツーファイブとは、
分析すれば Ⅱm7 のサブドミナントと
Ⅴ7 のドミナントの事です。

じゃぁ、何がいいかというと
さっきも言ったとうり
頭文字が強進行しているという事です。

同じサブドミナントの親玉である F では、
FM7→G7 の様になってしまうのです。
なので圧倒的にツーファイブが多く使われています。

「セカンダリードミナント」

転調の技の一つに
セカンダリードミナント
というものがあります。

簡単に言えば、あるコードを
仮の1度として、そこに向かって
ドミナントを置いてやる、
あるいはツーファイブを置いてやる技法です。

僕が一番好きなセカンダリーは、
CM7 から FM7 に行くとして
Fを仮の1度としてツーファイブを考えると、
Gm7 C7 です。

CM7 Gm7 C7 FM7

どうです。素晴らしいでしょ!
色合いが一気に変わります。
なのにすんなり FM7 に解決しています。

また、もっとPOPにしたければ
C7 を分数コードにして
Gm7onC にしてやれば
かなり思いがけないかっこいい転調になります。

コレはスティーヴィーの名曲
マイ シェリー アモールの
出だしのコード進行にもあたります。

「セカンダリードミナントの次は‥」

今日はコレくらいにしますが、
コード進行の転調にはコレの他に
サブドミナントマイナーがあります。

KeyC で言えば Fm 。もちろん
すでにkeyC ではありません。
keyCm から借りてきたコードです。

この Fm には代理コードがたくさんあり、
それらをセンスよく使えば
かなり洗練された曲が出来ます。

このあたりはまたいつか。

サイクルオブ5th の表、
すごく大事なので、紙に書いて
家中にベタベタ貼って覚えましょう!!

昔、生徒の彦野くんが
家中の時計をコレにしていました。

今、F時A♭分です。
とか言っていました。(笑)

んでは、また。

サイクルオブ5th001.pdf

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