「お洒落なアレンジ、クリシェライン」

アレンジをする時、
もし同じコードが2、3小節も続いていたら
面白くないしツマラナイですよね。

そんな時、効果的に
メロディーを邪魔しないようにして
コードのどれかの音を動かして
裏メロを作ってやるのが
クリシェラインです。

またクリシェがベースに来ることを
カウンターベースと言います。

大滝詠一さんのアレンジには
頻繁に出てきます。
ロンバケなど聞いてみましょう!

「コードの第5音を動かすと‥」

例えばCが続くとします。
ドミソが続いてもつまらないので
第5音であるソを動かしてみます。

もちろんメロディーはミやドなど
ソとはぶつからない時です。

ソ ラ シ ラ ソ (5 6 M7 6 5)
コレはかなりPOPですね。
オールディーズものに多いですね。

ソ ソ♯ ラ ソ♯ ソ (5 ♯5 6 ♯5 5)
コレも使いようによっては
ムーディでいい感じが出ます。
♯5 いわゆるオーギュメント5は
こんな時に威力を発揮します。

ソ ソ♯ ラ シ♭ ラ (5 ♯5 6 ♭7 3)
この場合はCからFに行くのに
セカンダリードミナントである
C7を使っています。

すごくスムーズにFへ行っています。
コレは割と使える場合が多いかもです。

またAmの第5音を
ミ ファ ファ♯ ファ ミ (5 ♯5 6 ♯5 5)
こう動かせば、あの「007」になります。
また「シャレード」もコレですね。

「第3音を動かすと‥」

ファ ミ レ ミ  sus4 3 add9 3
コレはサスフォーを使ったクリシェです。

もちろんメロディーはソやドなど
ミのそばには無い時に使います。

コレは洋楽にかなり多いクリシェです。

ジョンレノン「Woman] key E♭
が、まさにコレです。

またコレの発展型として
Csus4をFonC、Cadd9をGonC
と替えて弾く時もよくあります。

コレは、よりPOPでROCKなサウンドになります。
コレをもっといじっていけば
バンヘイレンの「ジャンプ」になります。

「Rootを動かすカウンターベース」

Rootを動かすと
コードの名前が変わってしまうと思われがちですが、
カウンターベースの場合
Rootがなくても名前は変わりません。

まあCadd9 C CM7 C6 の場合は
もちろんベースはCのままですが、
AmのRootが下がる場合

Am A♭♯5 C F♯m7♭5
などと実音では書かず
Am AmM7onG♯ Am7onG Am6onF♯
と書くのが正解です。

RootがなくてもあくまでもAmなのです。

大昔、スタジオの仕事でコレ
Am A♭♯5 C F♯m7♭5 を見たときは
頭がクラクラしたものです。

Rootが動く、
コードの頭文字が動くわけなので、
名前を変えたくなる気持ちはわかりますがダメです。
Rootはなくても頭文字は生きているのです。

この、マイナーのRootが下がる曲は
かなり多くて名曲揃いです。
ツェッペリンの「天国への階段」など
チョー有名で名曲ですね

「世界最高峰のクリシェライン」

最後に僕が一番感動したクリシェを紹介します。
映画「メリーポピンズ」の挿入歌
「チムチムチェリー」です。

AmからRootを下ろしていき
F♯m7♭5をDにして、
ここで、いわゆるⅡm7 Ⅴ7
ツーファイブの形にしておいて(Am D7)
F C と続き、
E7のセカンダリードミナントである
B7をかましてE7に落ち着いているあたりが
秀悦です。

ここまで綺麗なクリシェラインは
なかなかお目にかかれません。

皆さんもアレンジはもちろん
作曲する時も
この様ないろんなクリシェラインを
意識して名曲を作ってくださいね。

んでは、また。

クリシェライン001.pdf


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